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投資

一部決算を踏まえての感想(総合商社編) 2021.8.7

どうもSNAKEです。

決算シーズンということで今回は

私も投資している総合商社について決算をまとめつつ個人的な考えも書いてみました。

 

投資判断はくれぐれも自己責任でお願い致します。

一部決算を踏まえての感想(総合商社編) 2021.5.10どうもSNAKEです。 今回は私が普段から注目している銘柄の決算が出たので簡単にまとめていきたいと思います。 今回は総合商社...

決算内容

決算内容はどこもかなりの好調で、原油を始め鉄鉱石、銅の価格の上昇を背景に好決算が実現し第一四半期にも関わらずすでに年間配当以上の利益を稼ぎ出す企業もありました。

資源価格は基本的に安定しないため油断は禁物ですが相当な投資失敗をしなければどこも減配は無いのではないでしょうか。

決算まとめ

各商社の決算を簡単に表にまとめてみました。

売上高(億円)、純利益(億円)、1株辺り利益(円)、年間配当(円)をまとめます。

伊藤忠商事 三菱商事 三井物産 住友商事 丸紅
売上高 29,168 37,937 26,580 12,659 21,340
純利益 2,674 1,875 1,912 1,073 1,121
1株当たり利益 180.09 127.07 115.74 85.81 64.02
年間配当 94 134 90 70 34

各社かなり利益を上げていますが、中でも伊藤忠商事、丸紅は年間配当の2倍近い利益を出し素晴らしい水準ではないでしょうか。

この2社の強さが目立ちますがどの商社も素晴らしい決算を出してくれて良かったです!!

次に各商社の感想をまとめてみました。

伊藤忠商事(8001)

鉄鉱石の値上がりのおかげで金属部門が大幅な増益を達成し、非資源部門も殆ど増益とかなり素晴らしい決算内容となりました。

5大商社の中でも断トツの利益を達成し近年王者の強さを発揮してくれました。

伊藤忠商事の場合配当性向を低くし資金を投資に充てるようで他の商社よりもキャピタルゲインを狙う銘柄だと思います。

自社株買いにも積極的な企業であるため期待できそうですね。

この調子で利益を出しつつ新規投資を続けてくれれば将来的には着実に増配してくれそうなので長期で保有したいところですね!!

三菱商事(8058)

昨年の大幅な減益の反動で今期は5倍以上の利益をあげてくれてました。

やはり金属事業で大幅に利益を上げ、自動車、食品、複合都市事業でも大きく利益を上げてくれました。

総合商社の元王者でしたが今回3位の利益でした。

今後また返り咲くかは定かではないですが他の財閥の企業の尻ぬぐいがきついイメージを持っており正直怖さも感じますね。




三井物産(8031)

今回の決算で一番良かったのが三井物産だったかもしれません。

決算と同時に自社株買い、上方修正の発表があり素晴らしい結果となりました。

鉄鉱石・銅・石炭の値上がりの恩恵を大きく受けたことが要因でたくさん稼げているうちに多くの自社株買いをして欲しいところですがこのタイミングで自社株買いをしてくれたのは大きいと思います。

資源がいつまでもこの価格を維持するかは誰もわからないため資源比重の大きい三井物産にとってはチャンス到来ですね!!

 

住友商事(8053)

個人的な印象として前期に膿を出し切り今回から本番といった印象の住友商事ですが見事に大きな利益を上げてくれました。

マダガスカルのニッケル事業の一過性損失を乗り越えたことがやはり大きく、今後もこの調子で利益をあげつつも配当を出してくれればありがたいですね。

決算資料からはあまり多くのことを知れませんでしたが順調そうで良かったです!

丸紅(8002)

コロナ渦でもなかなか良い決算を残してくれた丸紅ですが今回も殆どの事業で増益しており大きな利益をあげてくれました。

決算の数字的には丸紅は素晴らしかったのですが、個人的に強いて言うなら増配をして欲しかった印象。

一昨年の配当35円に引き上げてくれても良かったですがまあ今後に期待といったことろでしょうか。

丸紅はいつも弱い決算予想を上げて配当性向は他より低く、自社株買いもあまりしなく、昨年は大幅な減配アナウンスで大きく株価を下げたため長期で持つには少し面倒な印象を持っています。

逆にこういった大きく下げたタイミングで買う銘柄という考えのため、今回一部売却して現金にしておこうと私は考えています。

また何かしらの要因で下げたら大量に購入するつもりです。




 

まとめ

今回は5大商社の決算の私の考えをまとめてみました。

現在私は5大商社すべてを保有しておりますがどこも大幅な増益を達成してくれたのでとても嬉しい感想です。

しかしながら株価への影響が思ったほど良くなかったのは利益の割には、第1四半期ということで付随するアナウンス(増配・自社株買い・上方修正)が殆ど無かったことが要因かなというところです。

依然コロナウイルスの影響が定かで無い部分で企業側も無責任なアナウンスが出来ないのは仕方の無いことでしょう。総合商社を始め幅広い銘柄へ分散投資する必要性が以前よりも高まっていると思います。

今回の総合商社の決算内容を踏まえるとすべての企業で増配は可能な水準の利益ベースのため今後が楽しみですね。

原油・天然ガス・鉄・銅全て私たちの生活コストに直結してくるため総合商社に投資して配当を大きく貰いたいことろです!

それではまた!!